コツコツ更新。
懐かしいけれど、イヤな思い出。
ランダム一部抜粋。『私とあたし』より。
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しばらく待つと、彼の車が私の目の前で止まった。
緊張しながら近づき…ドアを開けた。

ハルと一瞬目が合い、私はビクリとした。

慌てて目を逸らし車に乗り込む。


そして、そのまま『無言』だった。
二人とも…。


ハルは、今何を考えているのだろう…。目が合った時のハルの顔…眉間にシワを寄せた、少し怒った顔。

『めんどくせぇな』そんな事を言いたそうな顔だった。



結局その日は、ほとんど話をする事もなく、ただ私達はセックスをした…。

ハルに、引き寄せられ、抱き締められて。そのまま流される様にセックスをした。不安を抱えたままで。


上から私を見下ろす『彼の目』が、私を見ていない気がした。

まるで『ガラス』を見通すみたいに…。

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