高校生二年生、17才の梶直哉(かじなおや)には幼馴染がいる。
直哉はその幼馴染の七瀬舞(ななせまい)に恋をしていた。
そして梶はクリスマスイブの夜、長年胸に秘めてきた想いを打ち明けるためデートに誘い告白した。結果はオーケー。二人は両想いだったのだ。
そんな幸せ絶頂の梶は、幼馴染から恋人となった舞と一緒に初詣に行くことに。付き合い始めたばかりの恋人の初々しさでイベントを楽しむ二人だったが、初詣の帰り、舞は階段から転落して頭を強打してしまう。救急車で運ばれた舞は病院のベッドで意識を取り戻すが、記憶がない。いや、一部の記憶がない。幼馴染であり恋人である直哉のことだけ完全に記憶を失ってしまっていた。
愛する恋人に忘れられて失意のどん底に突き落とされた梶だったが、そこから彼は「二度目の初恋」を実らせるために行動し、奮闘する。果たして直哉は、また七瀬舞と恋人同士になることができるのだろうか――。