人生に疲れた社畜プログラマー、冬月憂(29)。
「このまま何もない日々なのか」と思っていたら、謎の黒い人に殺されてしまう。
声が聞こえ、目を開けると見知らぬ深緑の庭園と見覚えのある空中を浮かぶ女神…?
憂はすぐ理解した。自作の乙女ゲー世界に入ったのだ。
しかし、10年以上前の作品、物語はうろ覚え。
「大丈夫、サポーターは私!」
女神は説明と同時に憂の背を押し、アレクの前へ飛び出す。
「やっぱり、アレクが好き」最推しと結ばれるために、地道に努力を決意する憂。
「え、地味すぎる。ここは恋愛異世界ファンタジー、時代は俺TUEEEEスキル!パァーっと景気よくいくわよ!」
憂に力を授け、女神は消える。「このスキルは…魅了…?」物語を進めていく。
おかしい、人に会うたびに告白され、果ては男女全員から追いかけられる。逆ハーだけどこれは望んでない!!
「あの駄女神、もうちょい加減しろー!」
ぶつかった相手はアレス。愛しの王子様は完璧なはず!助けてもらうしかない!
「きれいだね、結婚しよう」
<私の人生最推しを返せー!>
女神からのランダムスキルで遠ざかる憂の最高の乙女ゲーライフ
過去の憂が求めていた理想の相手との恋は叶うのか?!
スキルを渡してくる、女神の真意とは――
ファンタジー
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