ある日サッカーのコーチを終えて徒歩で帰宅してたオレは、道端にキューピー人形らしきものが落ちてるのに気付き、そのキューピー人形を拾い、砂埃をはたいて、眺めていた。そのキューピー人形は、左足の部分だけ、壊れていた。オレは、そのキューピー人形をナップザックの中に入れて持ち帰った。
数日後、オレは、その日のサッカーのコーチを終えた。そして、何げなくオレは、PKの練習をする為、サッカーボールを蹴ろうとした。とその時、オレの左足に激痛が走った。どうやら、前日に雨が降ったらしく、地面がぬかるんでたようだ。そのため、オレの軸足がすべったのだ。後日、オレは、医者に行き、診断の結果が、捻挫だった。
翌日、オレは、ナップザックやバックを整理するために、掃除をしていた。そして荷物整理をしていた時、急に、あのキューピー人形が出てきた。もちろん左足が壊れているキューピー人形だ。オレには、そのキューピー人形がなんだか、笑みを浮かべているようにみえた。オレは、そのキューピー人形を急いで捨てた。
あれからオレは、縁起悪いものを手にするのを、辞めた。
~完~