「恋愛に変わる何かを見つけなさい」

私の親友がくれた助言だ。

私を知っているからこそなのか、知らないからこそなのか。

私はまだ、「彼」に変わる何かを探している。

あの日の彼に変わる何かを。

全てだった彼に変わる何かを探しているのだ。

「時間のある今しかない」

私にそう伝えている。彼女は正しい。

さあ私はどう生きたいのか。

履歴書なんて、仕事なんて、なんとかなる。

どうしたいのか。

才覚も才能もない私はどうしたいのか。

自分の才能を信じられるのか。

どこまでもいけると思えるのか。

書き続けるしかない。

私が何か成し遂げるためには、書き続けるしかない。

なにも考えたくない。

毛布にくるまって、愛する人のことだけを考えていたい。

今日みたいな日は、すぐに眠ることができない。

刺激が多すぎる。この世界は刺激だらけだ。

考えてしまうのだ。誰かに何かを言われるたびに。

地道に探すしかない。地道に、コツコツと。


何を？


自分の生きる場所を。