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三田るな

みたるな

横浜に住んでいます。
嘘のない小説家を目指しています。
夢はハリウッド作品をつくる(原作を書きあげる)ことです。英語は苦手なので頑張ります。「ほんやくこんにゃく」が欲しい…

先輩

とあるイケメンとデートをしました。

かっこよかった、、ほんとかっこよかった。

一才年上。話もうまいし、地頭の良さも伝わるし、個人事業で新宿の新築タワマンに住んでました。

ハアハア、全力投球。余裕ゼロ。私こんなに会話下手だったっけ。

「俺、付き合う前にエッチしたい。付き合った後に相性が合わないってわかって別れたら、今まで費やした時間や費用や気持ちがぜんぶ無駄になるから」

胸に渦巻く今日だけは抱かれてもいいか、いやでも安い女になりたくないし、という甘い葛藤を抱えて片隅の理性だけ信じて無事帰宅。

何もなかったよ?ホントだよ?キスすらしてないよ?

ハアハア、よくやった自分エライ。

帰りの電車で、現代を感じてました。

昭和の大作から令和のライトノベルまで、恋愛小説をドカンとプレゼントしたくなりました。そういう人があの長ったるい回り道だらけの恋愛小説を読んだ時の感想、ききたい。

「無駄なんて思わない。(全部小説に昇華させるから)」

それだけ言うのがやっとでした。論破できたらかっこよかったのに。

いやいやあんだけカッコよければモテるだろうし、選択肢もたくさんあるからこそ効率性を求めるんでしょうね。わかるけどねそっち側の意見も。女の子も多いもんそういうタイプの子。

でもねえ。私はやっぱり大事にしたいの。

正直そういう時期もあったけど。やさぐれてたのあのときは。大失恋後だったし。

でもあったじゃない。手も触れられないぐらい好きだった人、いたじゃない。

本当に好きな人と、本当に好きだなって思ってからエッチしたいじゃない。

ベッドで向かい合ってるフレームの中にバラ咲かせたいじゃない。

私は死ぬまで私なんだし、そういうピュアさ捨てたくないよね。

……。

でも一回くらい抱かれておけばよかった、、

(笑)

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