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rain13sign

れいん13さいん

宝塚が好き。相性は 蟹 だ。

幻妖未満の海月の話 について

投稿を予定していた作品四本、片っ端からトラブった。データが吹っ飛ぶとか、設定上の致命的欠陥が発見されるとか、出来上がったら別の話になっていたとか、気に入らなくて没とか。
何とか十月のうちに、神無月、ヤオロズの気配が希薄なうちに投稿しちゃいたかったのである。
設定もヘチマもない、勢いだけの瞬発力で一気に書き上げたのが、クラゲちゃんのお話である。
彼のような人物に憧れもするが、カナッチのようなキャラは正直好まない。愛着がわかないから、人物描写が皆無なのだ。
冒頭さえ何とかなれば、この手のシチュエーション系は一気に進む。キャラの暴走するままに、その場の思いつきや閃きを優先して、予定された山場まで突っ走るだけ。
山場まで書き終えたら、あとは体力と時間の許す限り、あーでもない! こーでもない! と推敲(あるいは推敲の真似事)をやっていると、オチに不時着する。いや、墜落だな。
何よりも、こーゆーテイストが大好きなので。
ホントは、それなりに、それなりの、それなりなホラーになりそうなものを。
見るも無残な内容に仕立て上げ、あまつさえ公開すているのである。
助手席で女性キャラが、ひび割れて砕け散る、ってのを描きたかったので、自分は満足している。
私自身、下手の横好きなもので。
アヤカシを挟まないとね、いま以上に陳腐な、あるいは愚痴っぽい、もしくは説教っぽくなってしまう。
どのみち、結果的には酷いものとなった。
でも、やっぱり、このテイストが好き。

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