宝涙神【ほうるいのかみ】を崇めるこの世界では、人の感情によって生成される涙が宝石と成った。その『宝涙玉【ほうるいぎょく】』と呼ばれる宝石は、大昔に封印された宝涙神へ、毎夜の如く捧げられる。この世で生きる人間は、宝涙玉を創ることが義務であり、宝涙玉を神へ献上するという契りによって生かされていた。
そんな摩訶不思議な世界の住人である神之宵依の前に、ある夜、神の使いを名乗る青年の姿をした使者【メッセンジャー】が舞い降りる。宵依の元へ使者が送られてきた理由。それは、宵依が涙を流さない『無涙人【むるいびと】』だからで―――。
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