ある朝、起きたら
見知らぬ駅のホームに立っていた。
時間を確認しようと時計を探すけど、どこにも見当たらない。
そんなことをしているとホームに電車が入ってきた。
急いでそれに飛び乗った。
人はまばらで一番前に行って駅員さんに色々聞こう。
運転席には誰もいない。
どういうことなのか、今のこの状況を整理するには途方もない時間が必要であった。
そうこうしているうちに、次の駅に着いたのでそこで降りよう。
元の世界に戻る方法を、探さなければならない。
やはり、この世界には時計という物は存在しない。
どこを探してもないからだ。
改札口を出ると、誰も歩いていない。
そして、車さえも走っていない。
自分が今、どこにいるのか全くわからない。
歩いているといきなり話しかけられた。
振り向くとそこにはおじさんがいた。
やっと、人に会えて良かった。
この状況を説明すると、なにを喋っているのか全くわからなかった。
ココはどこですか?
やはり、何を喋ってるかわからない。
同じ日本なのに、なぜか知らないけど言葉が通じない。
というより、大事な部分が聞き取れない。
ありがとうございました。
とお礼をいいその場を後にしたのである。
これからどうしよう。
言葉が通じないのなら、紙に書いてもらおうと人を探した。
どこか、泊まれる所を探そう。
そこに行けば人がいる。
携帯で探すけど位置情報が読み取れません。
どういうことなのか、頭の中が真っ白になってきた。
野宿だけは避けたい、とにかく歩こう。
何時間歩いたかわからないけど、感覚では結構歩いた気がする。
時計がないとこんなにも不便なのかと実感した。
やっとの思いで宿を見つける、紙にココはどこですか?と書いたが日本語ではない 文字で書かれて読めないってことはやはり、野宿が確定してしまった。
なぜ、この世界に来たのか考えたけど答えはわからなかった。
もう、元の世界には帰れないのでは
と考えてしまった。
ここまで、歩いてきたけど降りた駅にもう一度戻ろうと歩き出した。
当てもなく、歩いたせいか来た道を忘れてしまった。
携帯を持っているだけが救いだった。
そろそろ充電が無くなりそうだから
喫茶店を探そう。そこからまた駅を探そう。どれくらい歩いたかわからないけど
やっと喫茶店を見つけた。入ろうと中には人はいない
文字が読めないので適当に頼もうと。
持ち物と言えば携帯と少しのお金だけ
携帯で異世界について調べた。
「異世界から帰還するには」っと
検索をすると異世界は存在しません。
もうちょっと異世界について調べようとしたとき、飲み物が届いた。
それを、飲んだ瞬間酷い眠気に襲われた。
誰かに肩を揺すられて目が覚めた。
目覚めたとき、病院のベッドの上だった。必死に喋るけど、言葉も文字も通じないからとにかく、この病院から抜け出そう
やっとの思いで抜け出したとき部屋に
携帯を忘れたのに気づいた。
部屋番号がわからない。担当してくれた
医師にバッタリ会ったのだ。
運がいいのか悪いのか携帯を取り戻ったら病院を出ることを決めた。
病院を出るのに、時間はかかったけど
無事に出れてホッとした。
外に出ると、元の世界と風景が同じでホントに異世界か疑ってしまうほど。
歩きながら異世界について調べてみた。
「異世界の住人」について
見た目は日本人とほぼ同じ違うのは言語と文字だけだと書かれていた。
まずは、図書館に行こう。
この世界について調べるために
3○○○年代の本が多い、現在は2○○○年代なのにココは未来なのか?
「異世界は未来説」を調べていると若いお姉さんが話しかけてきた。
なにを調べているの?元の世界に戻るため色々と調べていると説明した。
「どこからきたの?」日本から来ました。
ココも同じ日本よ。言語が違うからすぐに異世界だと気づきました。
「私もあなたと同じ境遇よ」と言われ驚いていると図書館の営業を終了するチャイムがなった。
あの私と一緒に行動してもらえませんか?
この世界に来て、一緒に元の世界に戻れるなら一緒に帰りたいと提案した。
「わかった」と言われ一緒に行動することになった。
お姉さんお名前教えてください。
「垈」ヌタです。変わったお名前ですね。
私は「月」ルナです、よろしくお願いします。
私達、以外にも異世界に来た人はいるのですか?よくニュースとかで行方不明になり探してくださいって目にしますよね。
可能性は無くないけど、この世界に紛れてるかもしれないと知らされた。
この世界から一緒に抜け出す約束をした。
垈さんこの世界に来て、最初に着いた場所って覚えてますか?
どこかの学校の教室にいたよ。
その場所って覚えていますか?
行きましょ、帰れる手がかりがあるはず。
部屋に入るとそこは、真っ暗だった。
垈さん、ホントに合ってますか?
後ろを振り向くと、垈さんはいなかった。
部屋に入るとそこは、真っ暗だった。
垈さん、ホントに合ってますか?
後ろを振り向くと、垈さんはいなかった。
どこ行ったんだろう。
来た道を何度も探したが見つからない。
とある日この街を探索していると、垈さんを見つけた。
声をかけたけど、なにを喋っているか全くわからなかった。