雨の中
私は小説の宣伝もしないで、たらたらとあった出来事を連ねるのよ。
このブログが誰にも読まれていないと踏んで
書いてるからね、散文もいいところ。
まあね、そんなことはどうでも良くてね。
今日は何があったかと言うと、
仕事終わりに乗り込んだ電車がね、事故の影響で運転を見合わせちゃったのよね。
で、自宅の最寄り駅の一個手前でポイッと降ろされちゃったわけ。
それがまあ不憫な場所でね、周りに他の公共交通機関がないわけですわ。
雨の中、立ちすくんだよ。
こんなとこで降ろされても困りますって。
回送の倉庫でもいいから連れていってくださいって思ったくらい。
でもね、そうもいかないんでね駅に降り立った私はまず確認したのよ「いつ復旧するかなあ」って
ほんなら、1時間後ですって。1時間後。
1時間かあって思ってたら、
構内アナウンスが流れてきて
「分からんよ、予定やから。
今んとこ1時間やけど、もっとかかるかもしれんで」
ってなことを言ってるわけ。
あー、これはしゃーない、もう歩くしかないと。
なけなしの足腰を粉にして、帰るしかないと。
なんてったって早く家に帰って休みたかったから。
私の座右の銘はね
『一刻も早く帰宅できるならどんな労力も厭わない』
だから。
というわけで雨の中、傘をさして歩きはじめたわけさ。
でもね、私ね、朝から何も食べてなかったのよ
時刻はもう夜ご飯の時間だよ。
私ときたらお昼ご飯食べ損なって、もう力が出ないってなってんの。
アンパンマンで例えたら顔シワシワの状態だよ。
で、鞄にはお昼に食べ損なったアンパンマンが入ってっから、それをかじりながら歩いたわけさ。
長いよ、長い道のり。ずーーーっと真っ直ぐ。
むしゃむしゃ、てくてく。
向かいから歩いてきたおっちゃんびっくりしてたよ。雨の中、傘さしてアンパン食べてんだもん。
妖怪と勘違いされかねないよ。
で、なーんにもない線路沿いを歩き続けて1時間
貧弱な足腰が悲鳴を上げつつあった私に、唐突に心ををえぐってくる出来事があったんですねぇ。
我の最寄り駅にむかって電車が颯爽と、私を追い越してったんですねぇ。
もうね、泣いたよ。待ってたら良かったって。
とはいえ、地を這う思いでとりあえず帰宅。
疲れ果てて、立ち上がれません。
仕事より疲れた。
ということで、さいなら。
不幸の筆者からの中継でした。
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