私の古い友人も家族と離れて暮らして、一人で亡くなっていた
つい二年前の事だ
子供を持っていても一緒に暮らしていないと誰の身にも訪れかねない事だ
もう多分特別な事象ではないのだろう
次兄はこの世の苦しみから解放されたのだと思いたい
何度でもそう思いたい
どれ程辛く孤独だったか知れないが、その人生を選んだのは次兄なのだ
同情はしない
私とて子供も孫もいるが孤独だ
むしろ人と居るのが苦手な人間だ
軽度のADHD
加えて顔に障害を持っている
プライドが高い
他人と一緒に過ごすのを苦痛に思う人間なのだ
自分一人の人生を選択してこうなった
次兄も同じだろうと思いたい
次兄の目に足の指を突っ込んで泣かせたのが一番古い記憶
その後は反対に気に入らないことがあると、拳で殴られる日々がずいぶん続いた
学校ではいじめられていたというから、妹を殴ることで発散していたのだろう
少しずつ我が家の問題を思い出してかきしるしていこう
次兄に対する供養にもなるだろう
うまく書けたら小説に作り替えてもいいか
そううまくはいかないかな
睡眠導入剤を一錠飲んだからもうすぐ眠くなるだろう
考えても仕方のないことを思い悩んで眠れなくなるのはイヤなのだ
2020年6月7日(日)正しくは8日の未明