Lamia.
「Lamia.」という短編を書きました。
らんどで久々に書くか!と思ったのは良いけど何でこんなの書いてんのお前()
適当にジャンルを「歪んだ愛」に設定してみたが、いやこれは純愛ではなかろうかと自問しています。
ラミアはざっくり言うと、元祖女吸血鬼みたいなものだそうです。
検索したら出てくると思いますが、ギリシャ神話の「ゼウスの愛人?」だったけど「嫉妬したヘラから呪われて」「子どもを殺されて」「最終的に化物になってしまった」可哀想な女の人です。上半身が人間で、下半身が蛇。
若い男を誘惑して生き血を啜る、といった特徴から吸血鬼と見なされることもしばしば。
段々とそういう魔物の総称として「ラミア」が扱われるようになったとか。
それと、「テッサリアの巫女」
血液信仰に基づいたヤベー儀式を執り行っていたのが、テッサリアの吸血巫女。
作中のは少し改変しましたが、実際は少年の死体に狼の血とか雌羊の胎児の血をかけて、生きた蛇でべしべし叩いた後、心臓を取り出して血を啜ります。何だそのとんでもねー儀式。
これは冥界の女神ヘカテ(悪夢や狂気の原因とも呼ばれた女神)の怒りを鎮めるため、血の供物が必要だったそうです。
いやだからと言ってそんな怖い儀式するかって話なんですけど。
でもこの辺りの話も「血液=生命力または精気だ!」という血液信仰が元であって、吸血鬼の吸血行為が生命維持に必要、みたいな設定が生まれた……らしい。
ちょっとあんまり調べられてないので断言はできませんが、はーんと思ったので書いておきます。
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