なずな




君 が 僕 の 3 6 5 日 。



久しぶりに、思うところ。




携帯のブックマーク機能に魔法のあいらんどを入れてあったのですが、そもそもブックマーク機能を使うことがほとんどないし、複数あるリンク先のひとつとして風景化してしまっていました。

ふと目に入ったので開いてみると、ログインページ。2.3回試すと、ひとつ前のメールアドレスと使い回しているパスワードでログインすることができました。

なんだか古臭いのが恥ずかしくて、とりあえず最初にアイコンとホーム画像?なるものを変えました(笑)

魔法のあいらんどが小説特化のサイトではなく、まだ小説機能があるホームページサイトであったころ、凝り性の私はすっごく気合を入れてホームページを作ってました。懐かしい。今ではすっかり簡素化されてしまいましたね。


仕様がものすごく変わってしまってから足が遠のいていたのですが、幼い私が紡いだ物語はまだなんとか生き残っていたようです。
ブログもいくつか書いていたはずだけど、そっちは残ってなかったなぁ。他サイトさんでもブログをやっていたので、リンク繋げてここでは書いてなかったのかな? いやそれにしてもブログの記事がゼロってことはないと思うので、やはりいくつかは消えてしまったようです。

朧げな記憶の中では、短いお話をひとつかふたつ 完結作品として書いたような気がするのですが、かつての自分が非公開にするどころか削除していたので、作者編集ページからも見ることは叶いませんでした。

いま残っている公開作品はひとつ。
一度も公開していない書きかけの小説がひとつ。
編集用に、表紙の試作品やプロットが書いてあるものがひとつ。


公開されている「雨が止んでも」はとある企画の参加作品です。当時の自分が出せる精一杯の出力で書きました。

ほんっっっっっっとーーーーーーーに久しぶりに少し読み返したんですが、主人公・朱音ちゃんの恋のお相手、拓也くんの設定なんかは いま読むと恥ずかしくてちょっと目を細めたくなりました(笑) 10年以上前に書いたものですので、若いを通り越して幼い私と、その当時の流行を感じることができるんじゃないかなと思います。


とはいえ、いまの自分だったら文法を少し変えたいな、ここはもっとこういう描写にするな、と思うところは多々あるものの、全体的な表現力は現在のわたしよりもしっかりあるんじゃないかなと思いました。
語彙力や文章力って、使い続けないと本当に衰える。絶望。

なんというか、瑞々しさがすごい。名実ともに大人になってしまった自分にはもう書けない。若いときに文章を書くって良い。


小説と呼べるのかもわからない物語を書くことにいちばん熱意を持って必死に取り組んでいたのは中高生の頃でした。
授業中、黒板を写すノートとは別にルーズリーフを横に置いて、思いつく物語のあらすじやワンシーンをひたすら書いていたり……(笑)
そして家に帰って魔法のあいらんどを開いて清書したりしていましたね。

大学生の頃には、授業を真面目に受けるか睡魔に負けるかしていました。このあたりから創作活動離れが始まり、大学を卒業する頃にはすっかり読み専になっていました。

就職してからは、小説や漫画を読んでその続きを想像したり行間を膨らませて考えたりすることはありましたが、それはいわゆる二次創作というものですし、さらにそれを文章に起こして物語として形に残すということは全くしていません。
そういったところに怖いくらい衰えを感じますね。


話は戻りまして、一度も公開していない作品なんですが、表紙はしっかり作ってあって、章分けなんかもされていましたが、道半ばというのも烏滸がましいくらい序盤で止まってました。

「片時の月」というタイトルで、時代物の恋愛小説です。時代物といってもあくまで恋愛小説として書いていたので、ざっくり江戸時代くらいの雰囲気であることくらいしか考えていませんでしたが。

起承転結の起を書きかけている、くらいのところで書くのをやめてしまっていて、その続きをどのように考えていたのかすっかり覚えていない私は「ここからどうなるの?!」と思わず突っ込んじゃいました。どうなるの、ほんとに。真相は闇の中です。


漫画や小説を読んだり、二次創作を読んだりは今でも大好きで日常的にしていますが、自分で書いたりする意欲はもうすっかり薄れてしまっていました。でも久しぶりに幼い自分が書いたものを読むと、少し創作意欲が刺激されたようです。

しかし時間と体力がない……。
趣味は暇な時間にするものではなく、そして時間とは作り出すものである。わかってはいるんですけどね……(遠い目)

創作意欲といっても、ぼんやり書きたいという気持ちがあるだけで「なにを」「どんなふうに」書きたいというところまで意欲を掻き立てないと、とてもじゃないけど物語を書くことはできないな、とも思います。


いつかそんな意欲が湧いてきた日には、また筆を取って物語を紡げる人になりたいなぁ。

そんなこんなで、久しぶりに思うところ、でした。

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