感謝と敬愛を込めて。
いつも私の作品をご愛読くださっている皆様、本当にありがとうございます。
この度、魔法のiらんどのサイト終了の報告を受け、とても衝撃を受けたと共に悲しみに暮れていました。
間違いなく私は魔法iらんどという場所があったから創作を続けられていました。
私が創作をし始めたのは小学生の頃でした。
小さな頃から文章を書くのが好きで、自分が感じた事や経験した事を物語の中という全く別の世界で別の人物に感じさせ、そして現実世界では叶わなかった、報いのある終わりを遂げさせる事が私の生き甲斐となっている時期がありました。
私が最も創作に力を入れていたのはたったの数年でしたが、その数年はとても充実していて、とても楽しく日々を過ごせていました。
勿論、楽しい事ばかりではありませんでした。
本気で創作を辞めようと思った時期もありましたし、もう書けないんじゃないかと思うほどに悔しい経験をした事もあります。どうしてこんなに上手に書けないんだと自分の不甲斐なさに打ちひしがれる時もありました。
けれど振り返ってみると「書いていてよかった」「創作を続けていてよかった」「やっぱり私は書く事が好きだ」と、本当にこの思いしか出てきません。
そして私がこうした思いを今胸に抱き留められているのは間違いなく、私の作品に目を通し、触れてくださった皆様のお陰です。
新作を出す度にしおりをしてくださった方
たくさんのコメントを残してくださった方
言葉やリアクションを残さずとも遠くから見守っていてくださった方
その全ての方に励まされ、救われ、ここまで書き続ける事が出来ました。
こんな言葉では到底伝え切れないけれど、この言葉しか思い浮かばないので言わせてください。
本当に本当にありがとうございました。
今後の活動についてですが、以前のように書く事はできないと思います。
未完のものに関しては完結させたいという思いは強くありますが、いつになるかは分かりません。
それは私の中から少しずつ創作が遠ざかっているからです。
育児と家事と仕事をしながらの生活で書く時間が充分に取れないという事も勿論ありますが、“書く”ということ自体が私の生活の中で徐々に優先順位から外れていっているというのが現状です。
あの頃は支えでもあり、生き甲斐とまで感じた、創作に当てたあの時間は私の中ではいつまでも輝いたまま心に在り続けます。その時に皆様から頂いた数多くのあたたかい言葉も決して忘れはしません。
私は書く事でしか返す事が出来ないので、読んでくださっている皆様に恩を返すつもりで筆を取っていました。
皆様から与えてもらったものは計り知れず、到底返せるようなものではありませんでしたが、その一心で書き切る事ができ、作品と呼べるものを沢山残す事が出来ました。
思い残す事がないと言えば嘘になりますが、ここまで我武者羅に突っ走ってきた分、ゆっくりと休息を取ろうと思います。
とは言え書く事は変わらず大好きなままなので、またふとした時に書き出すだろうと思います。既存作の番外編など、まだまだ書きたい物語は沢山あるので。
もし書き出すとしたらエブリスタに更新していく予定ですので、その時はまたよろしくお願いします。
最後にお知らせなのですが「おそろいの部外者」に関しては契約上、他の媒体での公開ができないので契約終了後(おそらく2026年頃)エブリスタで公開します。
この作品だけしばらくの間お別れになりますが、再公開した時にまた柚乃と小松に会いに来てくだされば嬉しいです。
そしてこれを機に創作に関するSNSのアカウントを全て消去しました。
もうSNSに戻る事は無いので、皆様と交流する場もなくなってしまったのですが、エブリスタのつぶやき機能などもしかしたら更新する事があるかもしれないので、その時にまたお話してくださる方がいらっしゃれば嬉しい限りです。
長々と綴ってしまい、すみません。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
では、またいつか。
皆様どうかお元気で。
李珠 2025.01.04
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