コメントの多かった、冷と純の関係について
読者の皆さま、いつもコメントやスタンプでの応援ありがとうございます。
今回は、更新中の『獣に恋心』で反響というか、色んなコメントをいただいた冷と純の関係についてお話しようかなと思います。
冷の過去編の直後、心への恋心を認めつつも純を選んだ時から、冷と純の関係はかなり多くの反応があって、毎回驚くほどでした。
そして、冷が心の元へ行く決意をしたきっかけも純の言葉で、「心があれだけ頑張ってもダメだったのに、結局純なのか」というコメントもあって、心の味方になって応援してくださる皆さまのお言葉がありがたかったです😌
心を大切に想いつつも純とも特別な繋がりがある冷を見てか、私の作品で『獣に恋心』がいちばん苦手と感じる方もいれば、いちばん好きだと感じてくださる方もいるようで、毎回コメントをいただく度、こうも意見が分かれるかと、面白かったです(笑)
私の他作品のヒーローは、ヒロイン以外の女の子の言葉にここまで影響されていなかったので(たぶん(笑))、そう考えると冷は新しいタイプですかね。
さて、本題の冷と純についてですが。
2人は、おそらく心という存在がなければ恋人になっていたんじゃないかと思います。(その関係が上手くいくかは別として)
はっきり言って、この2人をメインにして1本お話が書けるくらいの体験を共有してるので。
もしも『獣に恋心』の主人公が純だったら、心ほど邪魔な存在いないよなぁと、何度か考えたことがあります(笑)
純は自分を助けてくれた唯一の人間である冷にほとんど依存していましたし、冷もつらい生活の中で、純粋に自分の味方でいてくれる純に支えられていました。
10年間、思い出のシャンプーボトルしか実体がない心との約束だけを支えに生きるには、冷の毎日はあまりにもつらいものでした。
冷にとって心は『理想であり夢であり聖域』で、純は『現実』でした。
そのどちらもあったからこそ、冷は冷でいられました。心と再会したからといって、純を蔑ろにするはずがありません。
そしてだからこそ、再会してからも理想と現実を分けるべきだと、自分の欲求を冷は抑え込んでいたのだと思います。
『聖域』がめちゃくちゃになったら、きっと彼は死んでも死にきれないほど後悔したでしょうから。
でも結局、予想を遥かに超える心の一途さに冷は本心を誤魔化しきれなくなり、純は気持ちを動かされました。
冷が心ではなく純の言葉で動いたのは、実をいうと「同じ言葉でも好きな人に言われると受け入れられなくても、他の人なら何故か受け入れられる」程度のことなのです。
人間って案外、簡単なとこありますよね。というか、好きな人だからこそ頑なに受け入れられないことって、あると思うのです。
冷は誰かに、「心のところに行ってもいいよ」と背中を押して欲しかったんだと思います。自分だけで判断して向かうには、背負っているものが重すぎて、躊躇していたんだろうなと。
この辺が、彼がまだ大人ではなく高校生なんだなぁと実感するところ。
そして、冷の背中を押す役目を果たすのは自分だと純が考えを変えたのは、心がいたから。
というわけで、心の頑張りは決して無駄ではなかったと私は感じているのです。むしろ、影響大!
個人的には、心の両親のお話である『君に、一輪の愛を』の沙羅と泉、そして凛の関係を思い出してくださる方がいて嬉しかったです。
沙羅と凛の間には泉が決して立ち入れない絆があります。同じように、冷と純の間にも、心にはどうしても入り込めない部分があるのです。
もしかしたら、心と静にもあるかもですね。体験や思い出を共有するのにも限界があるので、冷は冷で心と静の間には入れません。
ヒーローとしてはがっかりされる部分もあるかもしれませんが、冷が心と離れていた10年間をなかったことには出来ないので、冷と純の関係も、しっかり書けてよかったなと思います。
と、こんな感じでしょうか。
かなり長々とした文章になってしまいましたが、ブログまで覗いてくださる方は、私の作品を読み込んでくださっている方ばかりなので、突然の語りも許してくださるかなぁと、書いちゃいました(笑)
この辺の細々したことは、ここまで詳しくはなくても、今後本編でちらっと言及があるかも?です。
本編は、冷の理想がようやく現実になっている真っ最中(笑)
ここまで長かった2人なので、色々と濃厚な夜になりそうです😂💗
では皆さま、これからもお楽しみいただけますように🫶🏻
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コメント
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- ちよこ
sunuさん
いつも素敵なコメントをありがとうございます!
全て大切に読ませていただいております😌💗
長年のiらんど読者さんにそんな風に言っていただけるなんて、、、!
もう、作者冥利に尽きます!
他の作品も読んでくださっていたんですね😭
冷と心は、今までの作品とは違う暗さと切なさを抱えた2人で、なかなかしんどい時間が長くて、、、
やっとお互いに気持ちを伝えられる関係になって、その分読者の皆さまの祝福の声も多くて、とても嬉しかったです。
私も色んなコメントをいただきますので、しゅんとなってしまうこともあるのですが、そんな時でも「この作品がいちばん好き」と言ってくださるsunuさんのお声が本当に嬉しくて、励ましてもらっていました。
私の文章がsunuさんの日々の息抜きに少しでもなっていたらと思うと、とても光栄です。
お忙しい中、コメントにして届けてくださって本当に感謝です。また宝物がひとつ増えた気分です☺️
毎日色々なことがありますが、どうか無理せず頑張りすぎず、楽しみを見つけながら、お互いのんびりやって行きましょうね。
sunuさんのおかげで、これからますます楽しく更新していけそうです!
今後も楽しんでいただけますように😌🫶🏻 - sunu
初めてブログの存在を知って大好きな小説の事を書かれていたので嬉しくて思わずコメントしました。
私は中学生から魔法のあいらんどで小説を読んでいて今年30歳になるのですが初めてコメントしてしまいたくなるくらいの小説に出会いました😭
君に、一輪の愛をから釘付けで全て関連は読ませていただいて今に至ります。
その中でもこの獣に恋心がもう私の中でドストライクで一生の宝物です。
書籍があれば5冊は買ってます。笑
それくらい冷が大好きで心が愛おしいです。
正直、冷と心がだいすきな私にとって純と冷がどうにかならなくてホッとしました😭
ホテルで心に冷が純の事を言った時は胸が張り裂けそうでした。笑
こんなにも辛い思いをしてきた冷なんだから、こんなにも一途に思い続けてきた心なんだからお互いのもとにいけてもう感無量です。
私自身今いろいろあってどん底でそんな中この作品に出会えて生きる力になってます。大袈裟かもしれませんがそれくらい楽しみに毎日頑張ってます。
ちよこさんの作品に出会えて本当に良かったです。
本当にありがとうございます。 - ちよこ
えむちゃん。さん
気付くの遅れてしまって申し訳ありません!
いつもありがとうございます☺️
本当に色々な意見があって、私もハッとすることが度々でした。
文章にするとややこしいというか、上手くお伝え出来ているかわからないのですが、そう言って頂けてホッとしています。
静と純の電話のシーンも!
きっと、あの親から生まれてしまった2人にしかわからないことがあるんだと思います。
長い間こじれていましたが、これからは寄り添い合っていくんじゃないかなと😌
そして、泉(笑)
彼はいつでもどこでもあんな感じなので、沙羅は毎日大変ですね(笑)
泉似の心も、愛する人には重すぎるくらいの愛を注ぎます。でも冷は冷でしっかり重いので、両想いの2人を書くのが楽しみです。というか、もう既に楽しんでます(笑)
最後に、宝物のような嬉しいお言葉、ありがとうございます😭
私が発信する以上のことを読者の方が受け取ってくださって、考えてくださって、本当にありがたく思います。
私も、これからも楽しく書いていけたらいいなと思います。そして、同じくらい読者の皆さまにも楽しんでもらえたら、こんなに幸せなことはありません。
素敵なコメント、本当に感謝です!🫶🏻 - えむちゃん。
ちよこさんこんにちは☺️
ブログ更新されてるかなーと思いちらっと覗いたら更新されていて嬉しかったです😆💕
読者側ですが、他の方のコメント読んで「あー、こういう捉え方もあるのかぁ、確かになぁ」と思ったり「ええ!それは違うのでは、、?」と思うこともありますが、皆様の考察や感想を読むのも一つの楽しみです♪なので今回の冷と純の関係性で感想や考察が分かれていたので、ちよこさんはどんな思いで描かれたのかなと思っていましたので今回ブログでより思いを知ることができてよかったです☺️
あと静と純の電話でのやり取りはもう涙腺崩壊でした(笑)
他にも思った事など色々書きたいですが長くなるのでやめときます(笑)語ると長くなりますね🤣
とりあえずみんな幸せになってほしいです!!!笑
全キャラ良すぎて推しが選べなかったのですが、今日のP321の最後の泉の発言で私は泉が推しになりました🤣絶対今じゃない発言をいつもぶち込む泉が面白くて何回も読み直しました爆笑🤣
我慢をやめた冷が今後どうなるかもすごくある意味楽しみです(笑)ただ心も泉と沙羅の血を受け継いでるので冷が圧倒されるのではないかと思ったりもしてます(笑)
ちよこさんの作品は、言葉一つ一つがすごく心にささります。自分の考え方や捉え方も良い意味ですごく変わります。ありがとうございます。素敵な作品をたくさん描いていただき本当にありがとうございます。私の生き甲斐です!!ちよこさんラブです🫶 - ちよこ
りねさん
初めまして、コメントありがとうございます☺️
そうですね、冷はかなり自分本意の考えを心に押し付けて、そして自分もそれに満足しているんだと無理に納得させていたように思います。
心を哀しませるとしても、先のことを考えるとこれが正しいことだ、自分は幸せになっちゃいけない、なれないんだと思い込んでいました。
冷は周囲からは完璧な人間に見えていましたが、心が絡むと未熟で、不器用でしたね。
心への気持ちを抑え込むために、必死で純を見ようとしていた感じです。
もうちょっと上手くやれたらよかったんですけど😢
沙羅と泉のお話も読んでくださっていたのですね!
いえいえ、大好きだと言っていただけて嬉しいです💗
心がこの2人の血を引いているということが、彼女自身の気質に大きく影響しています。
ようやく心の気持ちが報われて、これからは泣いてばかりの頃とは違った姿をお見せできるかもしれません。
これからも、楽しんでいただけますように😌🫶🏻