ボカコレ×魔法のiらんど 小説コンテストで大賞いただきました🏆
皆様こんにちは🌸
だいぶ日にちは経ってしまいましたが、
この度、「第2回 ボカコレ×魔法のiらんど 小説コンテスト」の「光部門」にて、「ハロー・オルガン。」が大賞をいただきました...!👏🏻 ̖́-
いつも応援してくださっている皆様のおかげです。これは綺麗事でもなんでもなくて、ただ、わたしが桜樹璃音としていられるのはたくさんのファンの方、読んでくださる方、応援してくださる方がいるからです。
本当にありがとうございます。
今日はすこしだけ、創作についてのお話をしようかなと思います⋆⸜🌷⸝⋆
さて、今回、「ハロー・オルガン。」を原案にして、ボカロPのMIMIさんに「愛するように」という曲を作っていただきました。
本当に素敵な曲でした。魔法みたいだと思いました。
こんなことを言うと、怒られてしまいそうなのですが、いちばん嬉しかったのは、MIMIさんの選評コメントでした。
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生きづらい世の中で、普段はあまり意識しない、或いは考えないようにしている、「生きる時間の意味」。
本小説は、その答えのない問いに対して胸が苦しくなるほどに丁寧に向き合い、人生の一瞬一瞬の煌めきを言葉のひとつひとつに凝縮させています。
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いただいたこの言葉が、涙が出るほど嬉しかったです。
実際に泣きました。
小さな時からずっとそばにあるわたしがだいすきな「音楽」と、言葉を紡ぐ上でのわたしのテーマである「いのちの尊さ」。
わたしの根幹2つをぶつけた作品がこうして選んでもらえて、どこかですごくほっとしました。
わたしはわたしの心を、感性を、言葉に表していていいんだよと、そう言ってもらえたような気がして。
そう思ってようやく、ああ、不安だったんだなって気がつきました。
今年の4月、有難いことに、ある短編が書籍になりました。
短編集のひとつだけれども、わたしにとっては快挙で。自分の名前がほかの作者さんたちと並ぶなんてと思った。とても嬉しかったです。
でもここまで喜べなかった。
なぜかって?
たぶん、世の中で求められるものを書いたから。
自分のテーマを表せてない物語だったから。
求められるものを書くことはきっと今より簡単で、だけれどもそんな世界で、わたしは書きたいものを書いていたいと強がっていました。
強がりというのはひどく脆くて、時折ポキッと折れてしまって。
折れたことに気付かないふりをして、また強がって、剥き出しの自分が傷つく。
それの繰り返し。
苦しくて辛くて、痛い。
さらけ出した自分の感性は、自分自身だから。
外向けの顔でも、家での自分でもない、自分だけの、自分自身だから。
それでも書き続けてきたのは、やっぱりわたしは創作者で在るから。
なにかを感じたら、それを表さないと生きていけないのだと、そう思いました。
止まってられないマグロみたい。
でも、そう在れることって、なんて幸せなのでしょうね。
わたしは、これからも、たぶん自分のために書きます。
それでも、こんなわたしが紡いだちっぽけな物語が、この世界のどこかの誰かのひかりになれたら、とても、嬉しいです。
わたしが桜樹璃音であれるのは、皆様のおかげです。
桜樹璃音がわたしであれるように、これからも、努力したいと思います。
長々と失礼しました。
ここまで読んでくださった皆様に、両手でも抱えきれないほどの愛と感謝を!
2022.10.16 桜樹璃音🌸
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コメント
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- 中嶋 まゆき
璃音さん
痛みや苦しみを知らない人はいないけれど、璃音さんの紡がれることばたちはどれも繊細で強く、せつなくてやさしいです。
きっと、いろんな想いを抱えられて懸命に表現されてるのだなって、璃音さんのお話に触れると思います。
需要と供給は、執筆するうえで考え出すと悩んでも悩んでも抜け出せないループに陥りやすいけれど、璃音さんの書きたいものが目に見える状態で評価されて本当に嬉しいです。おめでとうございます…!
折れてしまった時は、無理しないでくださいね。実は(というか、がっつり)応援してます✨