こんにちは。


結構時間が経ってしまい今更感が否めませんが、6/30をもって、約3ヶ月半ほど連載していた"性、喰らう夢"が完結いたしました。
さらに、先ほどサイトを覗いたらトップページの編集部のおすすめ作品にピックアップされていまして、驚きと嬉しさでわーーっとなっていました。
コメント、しおり、スタンプ等の通知は全て大事に確認しております。いつもありがとうございます。


新作に関して、とりあえず現時点で公開している汚穢のないあなたについては、こちらは短編～中編くらいのものを想定しておりますので、箸休めになればと思い、ゆっくりペースで更新しております。

実は、現在それと並行して、ちょっと長めの小説のプロットを構築しておりました。性、喰らう夢と同じ世界線の、でもそのお話単体で独立していて、かつ歪みまくりなお話をと思い、準備を進めております。

ちゃんとした形として連載を始めるのはまだ先になりそうですので、気長にお待ちいただければと思います。




また、せっかくの機会ですので、少しだけ性、喰らう夢について、野暮かとは思いますが補足等をしようかなと思います。
以下、ネタバレを含む可能性がありますので、まだお読みでない方はご注意ください。






あの作品はそもそもの物語が長かったのと、連載期間もかなりの日数を要したせいか、個人的な思い入れはかなり深いものになりました。

タイトルに関していえば、主人公の夢が喰らうのは性ではなくて生だったということに気付いてもらえたら嬉しいなあと思ったりしています。そういえば夢（睡眠欲）担当の夏目先輩はマナちゃんの性を喰らってますよね、やっぱり彼は最悪です。

そしてこの作品、三大欲求をテーマとして扱っているように見せかけているのですが、実のところこの物語は、主人公が真の意味での人間になるまでの過程を示しています。主人公の名前が最後の最後まで明かされず、さらに依央に名前を呼ばれるところで物語が終わっているのも、彼女がちゃんと一人の人間としてそこに存在してしていたことの証明を依央に託したという感じです。

あとは、コメントを見て、ちゃんとメインの依央が魅力的に描けていたようで少しホッとしていました。依央、行動力があって良い奴です。他の人達のパンチが強すぎて、彼の良さが薄れないか不安でしたが、よかったです。



さて、今日はとりあえず、これくらいにしておきます。
またふらっと現れては、つらつらと色々なことをお話しようかなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

では、また。



青園了