標識の前に立って
周りの景色の色が、
赤、緑、黄色と
さまざまな彩りを見せる。
山の山頂へと続く
細く長い登山道を歩くと、
山頂への標識が、
(距離とともに表示され)
立ててあるけど。
その途中に、
展望台への
標識があり、
以前は気づかなかった
その標識の前に立つ。
ずっと前から、
あったはずなのに、
気づかなかったもの。
そんなものが、
日常の中にはたくさんあって、
一方通行だとばかり思っていた、
自分の人生にも
今とは
別の道が続いていて。
その下には、
ちゃんと標識があるのに、
それに気づかず、
歩いてきた。
無意識に
違う景色が見たくなったのか?
今は
標識に気づき、
立ち止まると
歩いてきた方角とは、
また別の方角に
視線を向ける。
何もなかったはずの、
木と木の間の
その中に、
展望台へと続く。
その道を見つけたみたいに。
山頂とは、
また別の
違う何かを探して・・・・、
歩いていく。
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