ファン
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空色



彼は、笑って言った。

「君は、……優しすぎる」



何でかな?

僕には、
君が泣いている様に見えた。



この世界は、

酷く優しくて、
それでいて無償に泣きたくなる。



君と僕とが見ていた世界は、

同じに見えて、全く違うものだった。



それに気付いた頃、
僕は何をしているんだろう…?



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