癒羽




どうして、なんだろう。


どうして、こんな事になってしまったのだろう。


私はただ貴方と一緒にいたかっただけなのに。


一緒に…笑っていたかっただけなのに。


希望の儚い灯火は、まるで消えるように、砕けるように散っていった。


貴方の墓前に彼岸花を供える。


貴方の大好きだった赤い花を―――。




[彼岸花:想うは貴方ひと…

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