『姫の友達は今日もツラい』



高梨　紬希：
怒ることが苦手な温厚な女の子。
あまりに怒らないので、「怒っているのに怒ってないフリしていい子ぶってる」と責められたことが、中
学生の時一番困った経験。
自分の感情に疎いので、祥子や乃愛、伊吹のような感情を素直に出す人間が好き。

癖は、困ったら笑って誤魔化してしまうこと。


坂下　祥子：
はっきりした性格と物言いの女の子。
賢く成績優秀な優等生。
間違っていると思うことは間違っているとはっきり言うので、融通の利かない性格だと自分では思っていた。
紬希にその性格を受け入れてもらったことで、自分も自分を受け入れられるようになった。

癖は、人のことを勝手に分析してしまうこと。


相模　乃愛：
天真爛漫で自分の感情や欲に素直な美少女。
容姿と振る舞いのせいで反感を買いやすい。
好きな人間（3人組や紬希）の前ではよく笑い、よく喋る明るい女の子だけど、
教室では全く喋らず冷たいと思われている。

特技は、どうでもいい人間の存在を認識せずに過ごせること。


藤堂　巧：
中性的な顔立ちに穏やかな笑みを常に浮かべる腹黒男。
振る舞いや言葉遣いは優しいけど、中では悪態を吐きまくるタチの悪いイケメン。
好きな人に対する面倒見はいいほう。
紬希のことが好きだと指摘されるが、本人は納得せず否定している。
ある意味一番報われていない人。


吉瀬　遥：
３人組で一番美形の黒髪眼鏡。
見た目は優等生。３人の中で唯一煙草を吸わない。
乃愛以外の女は全員くだらないと思っていた女嫌いだけど、
今は祥子ちゃんに惹かれている。

癖は、プライドが高いため、自分の非を指摘されても素直に認められないこと。


渡良瀬　伊吹：
喧嘩っ早く、短気で気分屋な金髪男。
暴力と快楽が好きな怖い男だけど、明るそうな性格とチャラい態度でそう見られないことが多い。
機嫌の良しあしが激しいため、彼女になる人間は大変。
紬希にはそんな態度をとるまいと考え、快楽人間だけど紬希はうぶだろうから無理はさせないとも思っている。
（後に、紬希の初めての彼氏が自分ではなく、中学の時に付き合っていた元カレいたことにショックを受ける）

癖は、機嫌が悪いとテキトーな暴言を吐くこと。



話を無事完結出来たこと、
コメントやスタンプをもらったり、しおりを挟んでもらったり
今日のpv数に驚いたりで、
主要人物６人についてブログで語りました。
（後に恥ずかしくなって消す気がします）


紬希ちゃんの可愛い名前と、気が弱いわけではなく怒るのが苦手という性格が気に入ってます。
私が不憫な子を書くと、どうしても弱々しい女の子になってしまいがちなので、
違うタイプに挑戦出来てよかったです。
（気が抜くと弱々しくなってしまったけど）


祥子ちゃんは、最初は名前もない予定でしたが、つけてよかった。
この作品の中で一番見せ場は祥子ちゃんが怒るシーンだと思っています。


乃愛ちゃんは、天真爛漫なお姫様を目指してたのですが、思い通りにならず。
悪役のつもりではなかったけど、難しかったです。
この子は酷い目に遭わせるつもりはなかったのに、後半はちょっと可哀想だったので申し訳ないです。


巧くんは腹黒の割に報われないし周りに振りまされがちな苦労人な気がします。
紬希を見ているとイライラするけど、もし紬希が自分に懐いたら全力で可愛がるはず。


遥はキツイこと言うキャラだったけど、後半は不思議チャンみたいになってました。
乃愛以外の女は嫌いだったけど、紬希と祥子のことは受け入れました。


伊吹は作品で一番性格が悪いと思っています。
３人のなかで一番くっつきそうにないのは誰だろと考えて、
頭の軽そうな金髪男かなと思ったので、なぜか相手役になりました。
彼のお気に入りのシーンは、紬希にボールぶつけた先輩に怒るところです。


出て来た人間にはそれぞれ、癖を持たせようと思い登場させました。
乃愛ちゃんと巧は登場させたか覚えてません😅



この話は姫の友達って大変そうだなという、出オチみたいな設定から始まりました。
それが色んな人に読んでもらえ、終わらせることが出来たことがとても嬉しいです。
反省点は多いですが、自分の好きな話の一つになったので、
読んでくださった方が楽しむ時間になったらありがたいです。
（勧善懲悪とかザマァみたいな話は目指してなかったので、スッキリしない方もいるかなと不安ではありますが）

お付き合いくださり、ありがとうございました。