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あまね(天音)

趣味の悪い恋愛小説書いてます。

skytear⑴完結しました。

⑵は自由気ままに連載中です。

〜外伝〜もうひとつの空は作中に出てきたある人が主人公のスピンオフ作品です。
こちらもぼちぼち更新中。



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ファッションヘルスLOVER 裏話

こんばんは!天音です。
現在連載中のskytear完全版にて、店舗型風俗が出てきましたね。
今日はその話を考えた理由やちょっとした裏話を書いていこうかなと思います☺️

ネタバレ満載なので本編を読んでいない方はそちらを是非読んでからお越しくださいね🥹

実は修二が夜中にやってるバイト何にしようかなーってずっと悩んでたんです。

最初はホストの予定でした。

でも修二が営業スマイルしたりコールしている姿はあまりにも想像できなさすぎてもはや吹き出してしまうレベルなのでやめました。笑

修二がホストしてるところをそらに見つかり外で話すシーンで、スーツでバチバチにヘアセットした修二が壁にもたれかかって煙草吸う姿を書きたくて書きたくて仕方なかったんだけどなあ。。。

かなりキュンじゃないですか???尊くないですか???

ホストという設定で構成もかなり練りこんでたので、やっぱり設定を変更しようと決断して、1から考え直さなくてはいけなくなったのは正直大変でした。

津田さんに誘われてホストになる→津田さんが上からの指示により理不尽な理由で辞めさせられる→上司から修二へのパワハラが酷くなる→辞めたくても辞めさせてもらえない→そらと津田さんが知り合う→2人で修二を助ける

的な流れを考えてました。でも結局お蔵入りだ…トホホ。

次に考えついたのはキャバクラの黒服?ボーイさんです
種類は違えどスーツ姿はやっぱりキュンですよね。これも書きたかったんだけどなあ。

でもキャバで起きる問題ってなんだ???とこれまたどん詰まり。。。
支払いごねるクソ客とか?セクハラしまくるジジイとか?

これも自分の中でストンと落ちる何かが無くて断念しました。
後シンプルに私がキャバクラのシステムとかを知らなすぎて上手く書けるかも心配だったので(キャバの知識はウシジマくんでしか知らん)

そして書くことになったのが店舗型風俗店の男性スタッフです。

私は元々ジェンダーの話に興味があり、
この国に限らずですが未だに男尊女卑の考え方は残っていて、無意識に差別をしてしまっている部分があると思ってたんです。

昔ほどではないと思いますが、今も女性は男性に比べて出世しにくかったり、家事育児は女性がやるものとか、料理ができないとダメとか、しょうもないレッテルを貼られ続けています。

共働きが主流の今、仕事をしつつ家事育児を全て女性が担うのはどう考えても役割配分がおかしいだろ!って思いますよね

こういう話をすると、女性差別と今回の風俗の話って関係あるん?って思われそうですが。。。

私がかつて衝撃を受けた記事、それが修二が突然社会の先生ばりに話し出した第二次世界大戦後の日本の話。

特殊慰安施設協会(RAA)

第二次世界大戦後、東京を中心に、連合国軍占領下の日本政府の援助により作られた「慰安所」を中心とした占領軍用の慰安施設である。連合国軍兵士による強姦や性暴力を防ぐために設置された。日本政府は最大で5万5000人の売春婦を募集し、短期間設置した。(Wikipediaから引用しています)

一般女性を性暴力から守るために、生活に困った女性(愛国心のある女性)に高い給料を払いこんな場所で働かせていた訳です。ちなみに労働環境は劣悪で、開設した日(つまり初日)に、自殺を図ってしまった女性もいるという話もあります。

あまりにも胸糞が悪くて、はじめてこの記事を読んだ時は血の気がサッと引きました。
金で買い取った女性を生贄にささげているようにしか思えなかったから。

男が考える性と、女が考える性。

認知が歪んでいる。

私はそう思いました。

占領した国の女性をさも当たり前かのように強姦しようとする他国の兵士。

それを取り締まるのではなく、一部の女性を犠牲にすることで被害を減らそうと考える日本の男。

腰を振ることしか考えてない猿以下の知能の人間がこの世には存在するのだと。

時代は変わりました。

少しずつですが、男女平等を訴える政策が増えています。女性にも当たり前に人権がある。

そんな中で今も存在する風俗は、男尊女卑の片鱗ですか?
私はそうは思わないのです。修二が言った通り、需要と供給が一致しているから存在しているに過ぎないのです。

それなのに、猿以下の知能を持った一部の男は風俗嬢に手をあげたり、説教したり、傷つけたりします。
それはRAAなんてものを思いついたような先祖達の血が、今もどこかで流れ続けているからなのではないかと思います。

物語に出てきたアイカは客にされた酷いことや、酷い言葉に苦しみ自分を卑下してしまいます。目の前にいるそらが、風俗とは縁もないような女の子だったから尚更自分のことを惨めに思ってしまったのです。

でも本来風俗は引け目を感じるような仕事では全くないじゃないですか。当たり前ですけれど。

今回は、アイカという自分の仕事について思い詰めている女性を登場させたので、まるで風俗嬢が可哀想と思っているように書き方になってしまったかもしれません。
あるいはそう受け取ってしまった方もいるかもしれません。

それだけは弁明しておきたいと思って今回このようにブログを書きました。

決して楽な仕事じゃないし、とても大変な仕事です。強くて芯のある女性じゃないと務まらない仕事だと思ってます。

津田さんの言葉で、「ここで働いてる女の子達はおとぎ話に出てくるお姫様のようにハッピーエンドが待ってるから」というような言葉がありますが
これも風俗嬢は全員今不幸なんだよって言いたい訳でもないです。

あくまでもこの書き方は話の流れによるものです。
だから不愉快に思わないでもらえれば嬉しいです。

そらは夜中に出歩くたびにナンパをされ、ホテルに誘われたりしていました。
女の子は金で買えるような安いものだと思われている
そう考えていたそらはナンパされる度に苛立ち苦しんでました。

けれど自分についたプライスを安いと思うか高いと思うかはその人次第。
なんならおじちゃんの身体にはプライスなんてつかないしね。。。笑
それもまた女性の特権。
そして若さは立派なビジネスにもなる。(未成年やお店を通さない売春は勿論ダメですけどね)
強い信念を持って働いている人もいる。

今回の件で、そらの視野が広がってくれてたら嬉しいなって思います(どういう目線?)


最後に津田さんのイメージについて😴

ホストという設定での津田さんはホストのボーイさんで、それこそ津田健次郎さんみたいな渋いイケメンを想定してたんですけど笑

今の設定は仲村トオルさんの人相を相当悪くして、体型は熊さんみたいながっしりした感じ。
ちょい悪親父って感じかな。

(仲村トオルさんもイケメンなことを私はちゃんと知っていますよ。人相を"相当"悪くするのがポイントです🤣)

そんなこんなで書いてたらもう夜中の1時を回りそうなのでこの辺で!
また裏話などあったら書きますただの自己満だけど😙

それでは!!

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