青海 秋夜



生きてる価値、ないんじゃない?

彼は、紅い瞳と黒い髪を美しく輝かせながら
僕に言った。

優しいんだね、お前。

そうして彼は眩しいほどの笑顔を僕にやる。

頬を伝うような愛しさ、それに、どこか
寂しそうな顔。

忘れられない。

今、彼はすごく強いから、
いつか、僕も強くなったら、言ってやりたいんだ。





お前の持ってる、重いもの、僕…

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