上通りと下通りをつなぐ大きな横断歩道。一日にいったい何人の人が信号と共に止まり、そして歩きだすんだろう。君の歌声はそのざわめきの中じゃ聴こえなかったけど、リズムとギターの音は何となく感じたよ。私はその感覚に吸い込まれるように、地下の階段を降りはじめたんだ。 私は20才のフリーターで高校と卒業を同時になんとなく親元から離れ一人暮らしをして、恋もせず定職にもつかずなん…もっと見る
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