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君の湿った唇を
いつものように舌で遊し
何もないまま夜の道をたどる

─────もう桜の匂う季節なのか

ハラリ
ハラリ

あぁ...

花びらは紅のついた雪のようだ

そうだ

いっそ花のように散ってしまおうか

僕の心が
君のそばへと降り積もるように───────。




★ ハオ ★