高校に入学して三度目の冬が訪れた。まわりはすでに受験という二文字に心と体を支配されている。そんな空気に窮屈さを感じている俺に、ひとひらの雪が舞い降りる。この雪は、俺が歩む道を知っているのだろうか──……? http://s.maho.jp/homepage/2a2f39d9585eb364/