綺桜


それは、まだ星が
見えていたころ

空がまだ淡い蒼色
で、空気が澄んで
いたころ

そして何よりも





風がまだ存在して
いたころの小さな
お話。



あのころの君に

もう1度会えなたら


きっとこの
淡い記憶は



風のように
よみがえる。




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