「-キ…サ……ラ」 気付けばあたしの周りの景色一面、キラキラ、氷の世界だった。 -あたしの名前を呼ぶのは誰…? 雪のような汚れ無き翼を持ち、その美しい瑠璃色の髪… …表情は一片も変わる気配はない。眉一つ動かない。閉ざされた瞳… -あなたは永久に眠っているのかしら? -あぁ、天使様。あたしにはあなたが深く傷付いていて、何かに怯…もっと見る