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生けるものは全て、音で構成されている。

そう定義されてからかなりの年月が流れた。

とりわけヒトという生き物は、その「音」一つ一つ意味を持たせ「音楽」を創造した。

「音楽」は、ときに形を成し、ときに形を成さない。

ヒトは、その柔軟な性質を自らの「力」とした。

そして自らを「音楽の祈り子」と名乗るようになった。

「祈り子」は「力」を争いに用いるようになった。

……そろそろ…

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