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和紙塚鷲男は旅に出た この腐った町を背にし、8000マイルも離れたジャポンを目指して
昔、丸子ポーロは東方見聞録にこう書き記していた 『黄金の街ジャポンがそこにはある』と… 鷲男の心を動かすにはこの一言で十分事足りた
人はゆう 『気でも触れたか…』それでも鷲男は違った 鷲男は黄金になど頭にはなかった 頭にあったもの…それは この街ではとうに忘れ去られたもの 人間のもてるすべて…