necco

先生はねり子のことがとても心配であった。
彼女がお台場の祖父の家に遊びに行くときには、いつも決まって先生も一緒に同行したものだ。今年の夏休みは例年と比べてたくさん宿題が出ていたのだが、ねり子は早々に済ませてしまっていたので、先生は何か他にうまい口実をつけて訪れねばならなかった。

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