朱薦やなぎ

いつの日からか、おばあちゃんは笑わなくなりしゃべらなくなり、とうとう私のことまでも忘れてしまっていた。おばあちゃんっこだった私にはとっても辛い現実。ショックでそんな現実を受け入れることができない私にある日、おじさんが一冊の古ぼけた日記帳をくれた。それは、おばあちゃんがいつの日にか書いただろう思いでの日記。おばあちゃんの記憶を取り戻す、小さなカギ。

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