架蓮



どうして、って何度嘆いても。

助けて、って何度言っても。

愛してる、って何度囁いても。



――――…その言葉を拾ってくれた人は、あたしが求めていた人とは、




違うの。



もう、2度と届くことのないその言葉。

それでもただ伝えたくて。


もう、2度と触れることの出来ないその身体。

それでもただ触れたくて。


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