愛絵里

俺はあの事件以来、
綺麗な世界で生きていくことをやめようとした。
汚い世界で生きるのなら、死んだ方がましだと。
でも俺は結局、汚れた唄を歌ってしまっている。
中貝春樹(ナカガイハルキ)


私は私の心を誰にも傷つけられないように生きてきた。
とにかく守護して生きてきた。
でも、必死に守ったその心の中は、何もない。
空っぽだった。
私は何のために今まで頑張ってきたのだろう…