初瀬こより

匣森―はこもり―企画小説
『三ツ世巡り 白に紅涙』
僧侶は鬼に会うため、髑髏を抱えた鬼女が座るという山の麓の岩へと向かう。そこで出会う鬼女が語るのは――。

『迷い夜行』
この世のどこにもない、夜だけの町。奇怪なモノで溢れる極彩色の町の異形夜話。

『三ツ世巡り 雪、幽か』
当主が鬼に殺されたという家に鬼殺しの僧侶がやってきた。そこで奥方から語られる鬼との奇縁。傲慢で罪深い者達は…