BAR

ここには、我が息子に残しておきたい言葉を綴ろうと思う。
私は決して良い親であったとは思っていないし、罪深ささえ感じていたりする。
だけど、私には、本当にあなたの存在が必要だったし、あなたが本当に愛しいのだ。

もういい加減、成人式も過ぎて二桁になるあなたに、可愛いも愛しいも、かなり恥ずかしい言葉だけれど。

私がこうしてこの世にいるのは、やはり私の母が、私の存在を必要としていたからで…