はじまりはきっと偶然じゃなく、

作者tomoe97

大学生である川上翔は人と関わることが苦手で一人静かに過ごしてきた。 しかし、同級生である青木慶太と出会い、生活が変化していく。 次第に惹かれる二人だったが、自分の自信のなさから慶太と距離を置いてしまう。 本当の自分のことを見てほしい慶太と、側に居たい翔は互いを求め、もがき合う。

いつだって、自分に自信がない。自信を持てない。



本音を言ったらきっと離れて行ってしまうから。




本当はただ、側に居て欲しい。それだけなのに。






笑った顔をみていたい、一緒に居て欲しい。


本当の俺をみてほしい。それだけなんだ。





偽って、逃げて、でも離れられなくて。


何度だって、いつからだってはじまりの時がくる。