3日間の想い

作者海月 陽

目が覚めたとき。私は最近の記憶というものを失っていた。
そんな私を大事にしてくれる彼は、【冷徹な悪魔】と呼ばれる人。私なんて目に入らないくらい雲の上の人。
失った記憶の中で、いったい私は彼に何をしてしまったのでしょうか。




「何やってるんですかあなたは!!」


目を覚ました直後なぜか凄まじい怒りにおそわれた。



一体何だ。


メイクも全くしていない顔を知らない人に見られ、

何でこんな怒られなければならないのだ。



「あ、あの……どなたですか」



「誘拐でしょうか」と問えば

「ふざけるな!」と本気で怒られた。






どうやら私は記憶喪失とやらになっているよう。自分は誰だとか基本的なことは覚えている。けれど目の前の彼のことなんて記憶にないのだ。







そのとき。


ガチャリと音がして部屋の扉が開き厳しい表情の男性が私を抱きしめた。





「どうやら橘さんは記憶を失っているようです。」


その言葉は彼を凍てつかせ


「 」


次の言葉は私に恐怖を与えた。







彼は【冷徹な悪魔】。雲の上の人。


失った記憶の中で

いったい私は何をしてしまったのだろうか。