毎日毎日、吸い込まれそうだった。

何度も嫌な想像をした。

その後乗り込む車両は、絶対に人気ひとけの少ないところを選んだ。


ある年の夏。暑くてすべてのものが溶け出しそうな日。

私の駅は、海に変わったのだ。











◆このストーリーはフィクションです。実際の団体名、個人名、施設名等とは一切関係はありません。