物語全体のあらすじ
2、3の恋愛を経て、ここ2年程は、
そんなある日、美大生の
バイセクシャルでもある彼らとのSEXは、詩乃が初めて体験する、理性のタガが吹き飛ぶ程に強烈なもので、その麻薬的な快楽に溺れてしまうが、同時にそんな自分を激しく嫌悪し浅ましい行為だと後悔することになる。
ルキと志摩の存在は杉浦との関係にも影を落とし、詩乃は杉浦と別れることを決意するが、杉浦は詩乃に執着し「捨てないでくれ!」と哀願する。
詩乃は別れない代わりに、今後永遠に杉浦とのSEXを拒否すると宣言し、左足だけを『特別解禁区』として彼が触れることを許可する。
完全にパワーバランスが逆転して、詩乃の左足を愛撫し舐め回し、女のような声を出しながら性器を擦り付ける杉浦…。
詩乃はルキたちと距離をおこうとするが、ルキは先輩司書の
そんな優花を救うべく、再びルキと志摩と相対する詩乃だったがあっけなく陥落、ペナルティーとしてルキから2人との肉体的接触を禁じられ、ただの傍観者として、ルキと志摩そして優花を含む他の女達とのオージーSEXに参加することを強制される。
プライドをズタズタに傷つけられながらも、彼らの痴態を前に自慰行為がやめられない詩乃。そしてその黒い怒りと欲情の矛先は杉浦に向けられる。
詩乃の左足に顔や性器を踏みつけられて、悶絶、射精する杉浦。
詩乃は、ルキを支配し操っているのは志摩だと考えていたが、実はルキが志摩を支配し全てを操っていることを知る。
同時になぜかルキが詩乃に固執していることにも気づき、自分がルキを支配してやろうと決意する。
こうして、詩乃、ルキ、志摩の奇妙で危険だけれど甘美な関係は、もつれ絡み合い、杉浦や優花、そして元暴力団組長の絵本作家神尾とその愛人のニューハーフの占い師ララまでも巻き込み、そう遠くない未来に必ず訪れるであろう『破滅の時』に向かって突き進んで行くのだった。