復讐心に駆られた女は、対象物にある条件を呑まされる。

好きな時に殺しに来ていい。
但し、殺し損ねるその都度、好きなようにさせてもらう。
その殺意が、本気ならば。

一番の特等席でその背後を狙える代わりに、殺せるまで部屋からは出られない、賭けに出た。






「殺したいなら殺してもいいよ。ただし──殺せなかったら何されても文句言わないでね?」




私はこの復讐のために、その条件を飲んだ。








あなたの死に、最も近付けるだろうその背後から



──────絶対、殺す。






2020.8/23〜