コミック原作大賞2021



【ストーリー概要および物語の設定】



舞台は大阪。難波の戎橋周辺。

恋人に振られ、落ち込んでいた南場美波なんばみなみは通りがかったひっかけ橋の下で不良の梅田常正うめだときただと出会う。

変わり者っぽい美波と明らかに喧嘩帰りの常正。

最初は警戒し合っていた2人だが、美波の都合によりツレの振りをする事に。そこで各々の名前がミナミ(難波)とキタ(梅田)と呼べる事を知り、意気投合。自身の暴力について悩んでいる常正の話を聞いた美波が治そうと提案したことから2人の仲は始まる。


次の日も顔を合わせた2人はDVを治す為の作戦会議を繰り広げる。重たい議題なのに場は和やか。楽しさを感じた2人は毎日会うように。

徐々に絆を深めていき、2人の仲はやがて友達から恋人へ。どこまでも仲の良い2人。

しかし、関係が深まるに連れて常正の独占欲と束縛が加速。暴力が当たり前の生活に。

平和な日常は遠退いてしまう。

それでも愛そうとする美波だったが、1度狂ってしまった2人の関係はなかなか元に戻らず、穏やかに過ごしたい気持ちとは反対に次々と問題が起きる。

どうしようもない不良君と明るいヒロインの失恋とあだ名から始まる1つの恋の話。