才能と志望が不一致な小野寺勇吾のしょーもない苦難1 -想い出という名の記憶の架け橋-

作者赤城 努

 『超能力』や『超脳力』が、超心理工学《メタ・サイコロジニクス》という、西暦の『一周目時代』には存在しなかった、電子工学《エレクトロニクス》に代わるテクノロジーとして普及化された『二周目時代』の『第二日本国』。その一角にある府県相当の行政区画――通称『超常特区』には、下手の横好きなのに、将来専業主…