「物は願いを抱く。わらわは、その願いを喰らう地球の精霊。おぬしには願いを喰らうための手伝いをしてもらいたい」

物が抱いた願いを喰らう地球の精霊と、人付き合いが苦手な青年が織りなす物語。

2020年、現代の日本。


「物は願いを抱く。わらわは、その願いを喰らう地球の精霊。おぬしには願いを喰らうための手伝いをしてもらいたい」


着物を着た若い日本人女性の姿をしている地球の精霊は、煙管を吸いながら覧廻らんねにそう言い放った。


「はい?」

覧廻は即答した。





覧廻は祖母の遺言によって、質屋の店を受け継ぐことになった。

しかし、その質屋は一般的な質屋ではなく、地球の精霊が住み着いている店だったーーー。



物の願いを喰らう地球の精霊と、人付き合いが苦手な青年が、さまざまな物の願いを叶えていく物語です。

初めて小説を書きます。誤字脱字や、おかしな文、矛盾などを見つけたらその都度修正していきます。

完結するまでは内容を変更する可能性があります。