物語のあらすじ
アリサは死にたいと思っていた。
育ってきた家庭環境は複雑。
その影響からか何も上手くはいかない。
仕事も恋も人間関係も。
生き辛さを感じ毎日に疲れきっていた。
死ぬ前に綺麗な海が見たい…。
思い出作りに、先輩の紹介で
ダイビングに連れって貰える
リゾートバイトに行く事にした。
エメラルドグリーンの海に囲まれた、南の島。
その島で彼、
働き口のキャバクラのオーナーと出会う。
ボーッとしているが、
仕事においてはストイックなオーナー。
最初は話が分かるアリサに興味を持っただけかと
思いきや、実は好意を持っていた。
その気持ちを抑えて隠そうともせず、
露骨に素直に表現し過ぎて、周囲の人間にも
アリサへの好意がバレ始める。
オーナーの抑えきれない愛に
女の子達からはアリサだけ、
えこひいきされていると噂され、
孤立してしまう。
狭い島では隠れて会うのも難しく、
お客さんにさえも2人は出来ているんじゃないかと
噂され始めるようになった。
そのうち、嫁にも勘づかれてしまう。
アリサは裁判沙汰や揉め事は御免で、
不倫だけは絶対にしたくなかった。
そんなアリサの意思は尊重されずに、
彼からの一方的で勝手な行動は続く。
オーナーからの執着、嫉妬、依存。
お店ではオーナーからの、えこひいきで孤立。
狭い島での住民からの監視。すぐに広まる噂。
精神的に狂ったオーナーの嫁との修羅場。
ストレスで苛立ちや怒りをぶつけても、尚、
ひたむきに愛を伝え、必死に向き合ってくれようとする純粋なオーナーに寂しさからか次第に彼に惹かれていくアリサ。
結局、根負けと寂しさから
付き合う事になってしまう。
最初は遊ばれているのでは、と信用しきっては
いなかったが、次第に彼への気持ちが大きくなる。
一緒になりたい、傍で支えたい。
彼との幸せな将来を望んでしまう。
ダイビングでエメラルドグリーンの海にも魅了され、
生きる張り合い、楽しみを見つけ、愛される喜びも
知り、生きていて良かったと希望が見え始めたが…
年の差ありの不器用な2人の男女の恋愛。
一体どうなるのか…
南の島での歪んだ恋愛憎劇。
☆著者の体験談であり、本人特定されない為に
少し変えて脚色はしてありますが、ほぼ実話です。
この作品は
『エメラルドグリーンに魅せられて』をシナリオ化したものです。
https://maho.jp/works/15591074771453426070