春の音楽室でちょと近寄り難い井澤先輩が、ピアノを弾いているのに出くわしてから、僕の日常に色がついたように輝き出す。まだ、幼さの残る高校生の僕等には未来や将来は遥か遠く、守れる物も限りがある。
音楽室のピアニスト