須本 明日香は生きる理由を失い、人生に絶望していた。長く苦しい夜は明けない。誰でもいいから、夜に寄り添って欲しかった。いつものように都合のいい相手を見つけてネオン街へと消えようとした時、道木 奏斗と出会う。深淵に身を堕としながらも明日を追いかけていたふたりは、儚い希望を口ずさむ。
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