自分自身に満足できない事はとても苦しいけれど、その反面とても幸福な事かもしれないなと痛感させられました。充足してないからこその発見がある。充足してないからこそそれを補おうと努力できる。十人十色。人の数だけ素敵な個性がある。まさにその言葉を深く表現している物語だなと本を閉じた際に感じました。