指先に星空を きみに花束を【完】

作者ナツカリン

「…今までのは私もそこに仲間入りなお誘いですか?」「そこ?あ、セフレに?違うよ彼女だよ」

花屋の店長と宇宙好きの大学生の1年間の恋の話。




「じゃあさ、俺のこと育ててよ。育てるの、得意でしょ?」



「いやいや…植物じゃないんだから…」



「観葉植物と一緒だよ。水と栄養ちょうだい、日に当てて、間違えたところに伸びたら剪定して、ななさんの好きなように育てて。そしたらきっとななさんが好きな俺になるでしょ」



「なに言って…」



「いらなくなれば日陰に置いて水あげなければいいだけだよ。そしたら枯れる。ただそれだけ、ね、いいでしょ?」




画像タイトルを入力…






花屋の店名はフィクションです