初恋は鈴の音とともに

作者朝永ゆうり

大学生になった夏休み、私はおばあちゃんの旅館にやって来た。
ここは、初恋の思い出の場所。
私は思い出の根付けの鈴を、チャリンと鳴らす。
会えるはずもない「彼」に、また会えたらいいなと思いながら。